このさき何十年と続く人生。本当に幸せな働き方とはなにか、というお話。

むかしむかし、あるところに過酷な残業と厳しい営業ノルマに追われ、さらに職場での希薄な人間関係に悩む太郎という男がいた。

ある日、太郎が海辺を通りかかると、堂本食品の亀田という男が、足をケガして動けずにいた。

太郎はすぐさま亀田を手当し、病院へとつれていった。

二、三日経ったある日、太郎が同じように海辺を歩いていると傷の癒えた亀田と再会した。

ふたりは意気投合し、お互いの話に花を咲かせた。

亀田は、太郎のやさしい性格や目の前の人を助けたいという使命感を感じ、「太郎君なら堂本食品できっと活躍できるよ」と転職をすすめた。

転職のイラスト

それならば、と太郎は転職を決意。

待っていたのは、過酷な残業や厳しいノルマに追われる日々ではなく、みずから仕事を見つけ、追いかけていく楽しさ。

仲間と一緒にアイデアを出し合い、会社の成長に一役買ったのだった。

ふと、自分の人生を振り返った太郎は、前職の時には感じられなかった充実感を感じた。

幸せな人生とは何か。

自分らしい生き方とは何か。

堂本食品に来て、ひとつの答えが見つかったような気がしたとさ。

めでたし、めでたし。